●県議会活動 (本会議での主な質問)

過去の質問
■平成30年3月8日、愛知県議会2月定例会「議案質疑」
 愛知県議会録画映像はこちらから 

「中高年のひきこもり」の現状について

《ひきこもりとは?》
仕事や学校に行かず、半年以上、家族以外とほとんど交流せずに自宅にいる人◇自室または家から出ない、普段は家にいるが近所のコンビニなどには出かける群を「狭義のひきこもり」◇普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する群を「準ひきこもり」

■本県のひきこもり者の推計は約33,500人(内閣府「若者の生活に関する調査」から)
*コンビニなどには出かける狭義のひきこもりは約10,900人
*自分の趣味に関する用事の時だけ外出する準ひきこもりは約22,600人

『8050はちまるごーまる問題』って知ってる?

 「8050問題(はちまるごーまる問題)」、これは「八十代の親と五十代の子」を意味し、あることがきっかけで、就労をせずにひきこもり状態に陥った中高年の子は、親の年金で生活しているケースが大半で、親亡き後、残された子は孤立と困窮生活へと転落の一途。ひきこもりの子を持つ家庭は、親が周囲の目を気にして支援を求められないまま親も子も高齢化する傾向にあり、長い間、親子だけで向き合っていると、家庭内暴力など危機的状況をむかえることも。ひきこもりの問題は何ら解決の糸口も見えないまま時間だけが経過する場合が多く、家族は心身ともに疲弊し、経済的にも追い詰められるなど深刻な問題となっていく。これまで、ひきこもりは、いじめや不登校がきっかけで始まるケースが多いことから、子どもや若者の問題としてとらえられてきたが、ひきこもりの長期化で対象者は若年者から中高年へと軸が移りつつある。働き盛りで日本社会を担っていくはずの中高年の中に、何らかのきっかけにより社会とのつながりを失ったままの人がいる「8050問題」と称される中高年のひきこもり…内閣府も、これは決して軽視できない社会的課題であると2018年度に全国の40~59歳を対象にした「中高年のひきこもり実態調査」を初めて行う。
 本県でも、平成29年8月にひきこもりに関する状況を明らかにし、調査結果を今後のひきこもり支援施策に役立てるための「ひきこもりに関するアンケート」を、愛知県内のひきこもり支援団体の支援を受けている方を対象に実施したことがある。そこからも中高年のひきこもりの実態が垣間見えた。

Q:ひきこもりに関する相談実績やアンケートの結果から、ひきこもる中高年の子の実態と同居する高齢家族の現状について何が見えたのか、そして「8050問題」に対して、どのような認識をもっているのか?

【保健医療局長】
 平成28年度における県保健所のひきこもりに関する相談実績によると、40歳以上のひきこもり者の相談は全体の4分の1程度で、面接相談が28件、電話相談が24件。また、アンケート結果から、ひきこもり本人の年齢が40歳以上の割合は約20パーセント、主たる生計維持者の年齢が70歳以上の割合は約21パーセント、年金生活者である割合は約33パーセントであった。
さらに、「5年後の状況について不安を感じること」を複数回答で質問した結果は、「親の高齢化」が約53%、「経済的なこと」は約49%であった。
こうしたことから、「80代の親と50代の子」を意味する、いわゆる「8050問題」は、本県としても、重要な課題だと認識する。


 本県では全保健所に「ひきこもり相談窓口」を設置し、ひきこもり家族教室を全ての保健所で開催するなど身近な相談窓口としての機能を有し、平成22年4月には「愛知県精神保健福祉センター」を「ひきこもり地域支援センター」として位置づけ、面接相談に加え、電話やEメール相談等により、ひきこもり本人と親への援助をおこなっている。

Q:ひきこもりは長期化するほど対応が難しくなり、本人もさることながら、追い詰められる家族の救済の必要性を感じる。ひきこもりの高年齢化を踏まえ、具体的にどのような取り組みをしていくのか?

【保健医療局長】
 本人や家族の年齢が高くなると、心身の健康問題だけではなく、経済上の問題、親の介護など、課題も複雑化・多様化してくる。このため、生活困窮者支援を行う福祉事務所、高齢者支援を行う地域包括支援センターなど地域の関係機関との連携が大変重要だと考え、それぞれの世帯が、その実情に応じて適切な支援を受けることができるよう、地域における関係機関の連携強化により一層努めていく。

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